牧師からあなたへのメッセージ     



Short Message 17

 サンダー・シング師を助けた天使のお話し

第二次世界大戦後に、西ドイツのプロテスタント国教会内にマリヤ姉妹団を創設し、宣教活動拠点を20近く世界各地に拡大したM.バジレア・シュリンク女史は、百冊を超える著作者としても有名な人です。シュリンク女史に関する説明は別の機会に譲り、今まで二回(Short Message13,14)に亘って紹介しましたインドの偉大な霊的伝道者、サンダー・シング師が天使に助けられた話をシュリンク女史が語っていますので、紹介します。発音の関係でシングがシンと訳されることがあります。
 
 “神の人として有名なインド人のサドゥー・サンダー・シンは、命が危険にさらされた時に、天使の素晴らしい助けを体験しました。(以下は、シュリンク女史のある若者のレポートからの引用です。)「チベットへの数回の旅のある時、彼は死刑を言い渡されました。彼は暗くじめじめした枯れ井戸に投げ込まれ、腕を折ったまま、それまでに処刑された犯罪者の腐敗した肉体が積み重なっている中をで、三日三晩苦しい日々を過ごしました。祈りの内に死を待つ準備をしていると、この吐き気を催す穴の中で、救い主の臨在を感じて、不思議なほど慰められ、励まされたのです。

 三日目の夜、井戸を塞いでいた鉄の扉が開かれ、彼の所に投げられた綱を掴むようにという声がしました。折れなかった方の腕で綱を掴むと、上に引き上げられ救われたのです。その上、神秘的な助け主は、その手で彼の折れた腕を癒すと、すぐに姿を消してしまいました。数日休息をした後、サンダー・シンは説教を再開しました。判事であるラマの前に彼が引き出された時、ラマは自分のベルトにただ一つの井戸の鍵がぶら下がっているのに気がついて恐怖にかられました。彼はそれが盗まれたとばかり思っていたのです。サンダー・シン自らこの出来事を私(このレポートの若者)と分かち合い、私も彼同様に、彼を救ったのは天使であると考えずにはいられません。」

 この引用は、M.バジレア・シュリンク著『霊の世界―聖書からみた天使と悪霊の今日の働き』(松下瑞子訳、マリヤ福音姉妹会発行、1992年)、169−170頁からのものです。オリジナル表題は、ドイツ語で『天使と悪霊の世界(目に見えない天使と悪霊の世界)』REICHE DER ENGEL UND DÄMONEN (The Unseen World of Angel and Demons)です。1972年にドイツで出版されました。

 M.バジレア・シュリンク女史は、1904年に西ドイツに生まれ、ハンブルグ大学で芸術、哲学、神学、心理学を学び、1934年に心理学の博士号を取得しています。ドイツ・キリスト教学生連盟の会長として活躍し、ヒットラーのナチス政権下にあって、告白教会のメンバーとして勇気ある活動をした人です。

 日本語に訳された.バジレア・シュリンク女史の著作に、『神の現実』(高橋三郎訳、待震堂、1975年)、『はじめの愛』(高橋三郎訳、教文館、1983年)、『終末への秒読み』(齊藤英昭訳、いける水の川、1975年)、『迫害前夜』(アルファ・ミニストリーズ訳、出版、1976年)、『パトモス(天が開かれた時)』(アルファ・ミニストリーズ訳、イマヌエル社、1977年)、『御霊の風の吹くところ』(宮崎健男訳、いける水の川、1977年)、等があります。















 

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