牧師からあなたへのメッセージ     



Short Message 11 岩橋文吉学長の心に残る話(5)

見えないものに目を注ぐ
  あなたは目立ちがり屋さんですか?目立ちがり屋は見えるものに強い関心を持っています。見えるものは移ろい、過ぎ去っていくものです。見えないものに移ろうことも、過ぎ去ることもないものがあります。外見の美しさと内面の美しさがあるのです。現代は映像の世界。見栄えが良く、絵になるもの、外見の美しさが重視され、強調されます。外見の劣った醜い者は軽視され、無視されてゆくのです。
 伊藤という少女がいた。やけどの跡が残っている人目から決して美しいとは言えない。体操の時間のあと、足洗い場で水が溜まらないので、彼女が手で穴を塞ぎ、仲間の足を洗う泥水しぶきを顔に浴びながら、じっと皆のために耐えている。外見は美しくはないが、心は何と美しいことか!
 人の外見は齢と共に失われていく。心の美しさは齢と共に輝き出てくるものである。聖書は「見えるものではなく、見えないものに目を注ぎなさい」と呼びかけている。「見えるものは一時的であり、見えないものは永遠に続くのである。」(コリント人への第二の手紙4章18節)(口語訳)















 

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